みはら
だるまの
作り方
みはら
だるまの
作り方
MAKING
MAKING
三原だるま作りでは
伝統的な張り子の技術が用いられています。
たくさんの人の手を介して一つ一つ丁寧に作られる
だるまの作り方をご紹介します。
三原だるま作りでは
伝統的な張り子の技術が
用いられています。
たくさんの人の手を介して
一つ一つ丁寧に作られる
だるまの作り方をご紹介します。
step1
みんなで作った張り子紙を
木型に巻きつける
今回ご紹介するのは、基本の「握りだるま」の作り方ご紹介します。だるまさんの体に使用するのは三原市の障害者就労支援施設「WISH」のみなさんが作った「張り子紙」。その張り子紙を湿らせて柔らかくし、目や鼻のくぼみがついた木型に巻き付け、だるまさんの大枠の形を作っていきます。
特注の三原だるま用“木型”
柔らかくした張り子紙を巻きつけだるまさんの形を作っていきます
step2
形を整えだるまさんの
土台をつくる
大まかに形作られただるまさん。木槌を使って叩きながら、和紙自体に強度を出しつつ、綺麗なお肌、お顔になるように形を整えていきます。こうして強く、しなやかな張り子となっただるまさんを並べて乾燥させ、次の工程を待ちます。
木槌でとんとん、なでなでして形を整えます。
串に刺し、みんなで日光浴。張り子が硬くなるまで乾燥させます。
step3
鳴り物と重しを入れ
願いを込めて蓋をする
乾燥し、強度を増しただるまさんを木型から外し、願いが「成る」よう鳴り物の小石を入れます。さらに七回転んでも八回起き上がるだるまさんになるようにと願いを込めながら、重しをつけた和紙で蓋をします。
乾燥し硬くなった張り子をぱかっ、と木枠から外します。
鳴り物を入れ、重しのついた和紙で
蓋をします。
step4
丁寧に形を整え乾燥
いよいよ着彩へ
重しのついた和紙を付けただるまさんの形を、ヘラを使って整えていきます。きれいに起き上がるか、まっすぐ立つかなどをしっかりと確認したのち、さらに強度が出るよう膠(にかわ)で溶いた胡粉を全体に塗り、乾燥させます。重しのついた和紙を付けただるまさんの形を、ヘラを使って整えていきます。きれいに起き上がるか、まっすぐ立つかなどをしっかりと確認したのち、さらに強度が出るよう膠(にかわ)で溶いた胡粉を全体に塗り、乾燥させます。
職人熟練の技で形の最終調整。
胡粉を塗り、もう一度乾燥させます。
step5
順番に着彩し
だるまに命を吹き込む
工房には、体を赤く、顔をピンクにに塗られただるまさんがずらーっと勢揃い。一体ずつ丁寧に着彩され、「面相書き」と呼ばれる最後の作業を行います。だるまさんに顔を入れ、命を吹き込みます。
一つひとつ、丁寧に着彩されます
柔らかくした張り子紙を巻きつけだるまさんの形を作っていきます
step6
しっかりと乾かして
完成
最後にしっかりと乾燥させ、やっと完成。豆絞りの鉢巻きをして目を見開き,形や表情が豊かなことも三原だるまの特徴のひとつです。紙作りから全ての作業が三原で、そして手作業で行われる三原だるま。年間1000体以上が作られ、「神明市」でみなさんの元へ旅立ってゆきます。
形も顔も1つひとつ違うだるまさん。あなたのお気に入りを探してみて。